vol.4 印刷会社の仕事

2013/4/3


印刷会社というとロールや枚葉の印刷機がずらりと並んでいて、猛スピードで紙にインキを乗せていく風景を思われるかもしれません。


しかし、それは印刷会社が印刷のマシンを持っているかいないかの違いでしかないのです。印刷物にはそれを創る目的があります。

商品やサービスを販売するための販促広告なのか、記念誌などのような記録を残すための印刷物なのか、広報誌などのような情報伝達のための印刷物など。
印刷会社はどうしても自社の設備をPRしたくなる傾向(印刷会社の設備は高額で、採算や将来性など、考え抜いて行うもので、とても大変なのです)がありますが、お客様にとってそれは必要なのでしょうか。
お客様にとって必要なことは、納得できるリーズナブルな価格でありさえすれば、その印刷物で本来の目的が果たせるのか、売り上げ目標を達成できるのか、予定通りの集客ができるのか、情報発信が適切にできるのかなど、「目的を達成し、効果を得られる」かどうかが実は一番重要なはずです。

印刷物を創る以上、期待された効果を得られるのが当たり前ですし大前提です。商品を販売するためにカタログを創り、そのカタログで商品が売れる。集客のために広報誌を創り、それを配布して集客を得る。
こんな当たり前なことですが、実はなかなかできていないのです。チラシを配布したが効果が無かった、思ったほど集客ができなかった、思い描いた作品にならなかった・・・。

従来の印刷会社にこのようなことで苦情を言ったところで過ぎ去った時間と投資した大切なお金は返ってきません。
綺麗なものを創ることと効果のあるものを創ることは全く違います。極論ですが、いくら美しい印刷物でも効果が無ければゴミの山なのです。

私たちは、印刷会社の仕事は、お客様の目標や目的を達成するための手段を正しく提供していくことだと考えています。
私たちはこのことを徹底することで初めて、「お客様の繁栄に貢献している」と言えるのです。